プレオ デイライト(補助灯)装着

画像・コメント(太字部分)提供/yuutarou様

依頼シリーズ第2弾はスバルのプレオです。
頼まれたデイライト(補助灯)を作成し、それを装着してあげました。
本人の希望は「黄色い補助灯」でしたが、ライト類のスイッチとは無関係に、
昼間でも点灯するようにしてあげたので、名称は「デイライト」としました。
値切り交渉や不満もあったようですが、最後は喜んでもらえたのでよかったです。



まず、装着直後の写真で、希望通りの無加工での取付です。
通常、この位置に市販されている補助灯をつける場合、
「メッシュカット」といって、プラスチックで出来ているメッシュ部分を、
カットするそうです。(バンパーの端から補助灯が飛び出すのを防ぐ)
しかし、いきなり言われた言葉が、
「おぬしのインプと比べると、ずいぶんと暗いな・・・・・・・・」
目線を取付位置より下にすれば、眩しいくらい明るいのですが、
ここは、こらえて「夜になれば分かる。希望通りの補助灯だから。」
と答えておきました。


左が加工した状態、中央が着色した状態、右が接着した状態です。
何個か接着時に、空気が入ってしまい、光にムラができてしまい、反省です。
夜間も点灯する「補助灯」は、「光軸は下向き」という決まりがあり、
電球に限らず、LEDだって、ちゃんと光軸を下げる必要があると考えています。
今回は、特に取付場所の奥行きがなく、高さ調整用ゴムを付けると、
見た目も悪くなるので、LEDの角度を斜め下にするという方式をとりました。
穴あけ加工もそれなりに苦労しました。


着色したLEDを接着したものを色々な方向から撮影したものです。
角度をつけてLEDを取付してあるので、不思議な写り込みをしています。
(これ以降の工程は、インプやアスコットと同じですので省略します。)


フル点灯をしている様子です。
白色LEDに、黄着色したことで光量が低下してしまうことを、
心配していましたが、これだけ明るければ、問題なしです。


いよいよ、夜間点灯の時がやってきました!昼間と同じ位置での撮影です。
取付位置が比較的高いので、約2メートルの範囲の路面を照らしています。
渋滞や信号待ちなどで、ヘッドライトを消しても、
周囲の状況は判断できるくらいの明るさはあると思います。
バンパー下に手をかざして、「なにこれ?すんごく明るいぞ!」と、
依頼者本人が関心していたのが印象的でした。
喜んでいる様子でしたので、作ったほうとしても嬉しいです。
(黄色いナンバーとベストマッチ!(笑))

---さらに後日---

依頼シリーズ第2弾のプレオに追加注文が入りました!
内容は「おぬしのインプと同じふうにならないか?」というものです。
値切り交渉は勿論、厳しい注文も多数ありましたが、
どうにか乗り越えることができました。


車内操作パネル部分写真で、内部は制御回路でインプとほぼ同じ回路構成です。
(デイライト用制御回路、フォグ回路、イルミ機能は付いてません。)
ラジオ部分のスペースを利用できたので、内部にデイライト用抵抗なども、
余裕をもって設置することができました。
加工したのは、カーCDの下にある小物入れくらいで、本人の希望通り、
車両側はほぼ無加工で作業を進めることができました。(苦労しました!)

操作パネルの左から説明すると、
・リアテール→「標準」でフル点灯、「自動」で夜間のみ自動減光です。
安全性を考えて、昼間は強制的に減光できないようにしました。
(フル点灯時は、「無減光」赤LEDが点灯 リアウインカーも連動減光)
・デイライト→「消灯」と「点灯」で、そのままです。
内部は抵抗とスイッチのみで、値切り要求も影響しています。
(点灯しているときは、「点灯中」緑LEDが点灯)
・ヘッドライト減光→ライディングスイッチがスモール時に機能します。
「機能」の位置で「明るさ調整」ツマミでヘッドライトの明るさを調整できます。
「スモール」の位置だと、「明るさ調整」に関係なく、スモールライトが点灯します。

(減光機能を使用中だと、「機能中」黄LEDが点灯)


エンジンルームで、主回路が運転席側にあります。
配線した電線類を1本の黒収縮チューブで覆ってしまったので、
遠くから見れば、純正そのものです。
実は、自分のインプが車検で、検査官にエンジンルームを見せたのですが、
何も言われずに済みました。
そんなこともあり、これは自信作となっています。


運転席側にある主回路のアップで、このようにして見ないと分からないと思います。


車内の昼間と夜間の比較写真です。
昼間はいいのですが、夜になると目視でスイッチ類を確認することが困難です。
値切り交渉の悪影響がここにも出ているという感じです。


ハザード点灯テストの様子です。
純正の21W電球ですが、正常に機能しています。


別の負荷でテストをしている様子です。
デイライトをハザード回路につなげて実験しましたが、問題はありませんでした。
負荷が変動したり、電球がLEDになっても正常に機能することを確認できました。
これで、LED化は可能ですが、「車両側には加工しないでくれ。」という、
厳しい要求があるので、楽しみと同時に悩みもあります。


楽しみの夜がやってきました!!
まず、比較のための画像で、操作パネルスイッチを「スモール」にした状態で、
ライディングスイッチを「スモール」と「消灯」に切り替えをしています。
(光源は純正のスモール電球です。)


ライディングスイッチをスモールに、操作パネルスイッチを「調整」にした状態で、
「明るさ調整」ツマミを「明」と「暗」側に回した時の、ヘッドライトの明るさの比較です。
純正のH4バルブですが、純正のスモールとは違った雰囲気を出しています。


普段乗っている様子を再現してもらいました。
デイライト(補助灯)と一緒に、夜間の街を照らしています!
依頼者本人の「信号待ちが楽しみだなぁ〜」が印象的でした!

ちょうど、インプのユーザー車検もあり、休暇をとったこともあったのですが、
ここまで作業が順調に進むとは思いませんでした。
これから、LEDバルブの自作に挑戦します。
右折や左折、ブレーキングが楽しみになることでしょう。



光軸まで考えておられたんですね〜!!
斜めの穴あけは大変だったと思いますが、
やはり丁寧な仕事の結果というのはいいものですね!!
さらに回路まで組んで・・・完璧ですね〜!!


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