インプレッサ デイライト/ヘッドライトコントローラー

画像・コメント(太字部分)提供/yuutarou様


LEDとクルマと言えば、やっぱりデイライト!
ということで、作っちゃいました。
最初は、スモールレンズに内臓した緑LEDだけの計画でしたが、
やっぱり、装着しているクルマを見ると欲しくなるものです。


まずは、完成の写真(裏面接着前)からです。1センチというスリムなデイライトで、
人差し指が第一関節まで入れば、取付可能ということで、車種を選びません。
重さも、1つあたり2色ボールペン程度というとこでしょうか?
勿論、両面テープで固定という手軽さで、車両を加工したり、バンパーなどを外す必要もないんです。
(ボクはバンパーを外そうとして、フロントグリルとバンパー裏を壊してしまったが・・・・・・)



下が穴あけピッチを印刷したシール紙を貼付したもので、ソフトはエクセルを使いました。
中央が穴あけしたもので、最も苦労した作業でした。
ドリルの刃を5種類用意して、少しずつ慎重に進めなければなりませんでした。
穴の先端の形状がU字ではなく、角ばった形状にしてありますので、
180度の拡散も加わった前方照射となっています。
(一気にやろうとすると、すぐに割れてしまい、何度も失敗して半分以上駄目にしました。
この作業だけで、2日半もかかってしまいました!)
上がLEDを差し込んで接着したものです。
光を拡散させて全体を光らせたい場合は、根元部分のみに接着剤を密着させます。
前方に強い光を出したい場合は、先端と根元部分に接着剤を密着させます。
ドリルで削られた面は、曇っていますので、密着してない部分の光は拡散するということは、
分かっていますが、実際に作業するとなると、これが非常に難しい作業で苦労するんです。



半田付けまで終わったものです。分かりやすいように角度を変えて4つ並べてみました。

(配線をした状態は最初の写真です。)



フル点灯させた状態です。明るすぎてとても撮影なんてできませんでした。
正面側を床に伏せて、半田面から撮影しても、この明るさです。
このまま取付したら、光害車になること間違いなしです。
きっと、アクリルの角材とLEDが1つの大きなレンズとして機能しているからでしょう?
(撮影後に、伏せていたものが転がって正面側が上になって光を見てしまい、
しばらくの間、目が変になりました。横断歩道の子供の視線に入ることも考えて、
抵抗そのものを変更して明るさを調整してから車両に取付するようにしました。)

・明るさについてですが、LEDの位置や、穴の先端の形状が変わるだけで、
驚くほど明るさが変化します。また、LEDの種類(照射角度や形状)が変わると、
また新たに穴の形状や位置を最初から見直す必要が出てきます。



無事に光りましたので、半田面を念入りに接着します。
定格は20mAですが、実際は最大でも9mAまでに調整しました。
太陽の光にも負けない明るさです。長持ちすることでしょう。
あとは車両に取付後、制御回路側で明るさや点滅方法などを調整したいと思います。

---以下コントローラー+工具編です---

LEDだけでなく、ヘッドライトも自由にコントロールするということで、
ハイワッテージバルブコントローラーを作成しました。
実はコレ、単なるスイッチング回路(単純にON、OFFするだけ)で、
コントロール回路では不可能だった大電流を扱う目的のものです。
「だったら、リレーで十分じゃん!」と思うかもしれませんが、
リレーでは機械式接点のため、1秒間に数百〜数千回のON、OFFは不可能だし、
やはり、調光をするとなると、こういった電子式スイッチが必要だと思います。


まずは完成の写真からです。
エンジンルームに設置するので、電線類は全て保護チューブで覆います。
ついでに、デイライト用の線も一緒に入れて、エンジンルーム内には、
太いケーブルが1本という感じにしました。


左が部品面、右が半田面です。
これがスイッチング回路で、4つのFETをドライブするので、4回路独立方式にしました。
今回は左右のヘッドライトを同時に点灯(当たり前かな?)させるので、
2回路ずつ同じように作動するようにしました。



組立てが終わった状態です。勿論大量のLEDだって点灯できます。
部品交換で24VもOKですので、デコレーショントラックもイケると思いますよ。
(使用できるワット数は電線の太さで決まります。写真では0.75サイズですので、

1つ当たり120Wが最大値です。ちなみに、1,25サイズでは180W、2,0サイズでは240W、
5,5サイズでは540Wが最大値になりますが、2,0サイズを上限としたほうがいいと思います。)
また、FETの発熱量は、「SとD間電圧差(V)×流れる電流(A)=発熱量(W)」

となりますが、この回路の電圧差は0,1V以下ですので、ほとんど発熱しません。
色々なサイトの方からメールで教えていただき感謝しています!!




防水処理をしたところで、この状態で車両に取付します。
設置スペースの関係上、こうなってしまいましたが、
本当は、ヒューズを別にして交換可能にしたほうがいいです。


 「売られてなものは作っちゃえ!」ということで、
ここで、LED化で自作した工具を3つほど紹介します。



まずは、LED専用ドリルで、デイライトの時に作成しました。
左から、加工中・拡散と集光ドリル・先端の比較です。
凹凸レンズを思い出してもらうと分かりやすいと思います。



左がマルチ棒で、折れてしまったドリルの刃を加工して作りました。
純正のコネクタピンも簡単に抜くことができるように先端を加工しました。
中央がマルチ棒の使用例で、途中にもうけた段差はこのようにして利用します。
穴を広げたり、半田面から部品面に貼り付けしたカッティングシートに穴をあけたり・・・・・・・・・・
アイデア次第で色々と使える「多目的棒」でもあるのです。
右が駄目になった太いコテ先をナイフ状に加工して、ハイパワーコテに取付したものです。
ヒーターと先端が近距離にあるので、10mm厚のアクリル板もザックザック切れちゃいます。
(他にも便利な工具が盛りだくさん!お楽しみはHPで!)


デイライトも色々な種類が市販されてますが、
やはりデザインやサイズが取り付けのネックになると思います。
そうするとやっぱり自作になるわけですが、
流石yuutarou様ですね。ここまでの明るさがあれば文句なしでしょう。
しかもコンパクトですしね!!

さらにはコントロール回路や自作工具まで披露していただき、
ありがとうございました!!

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