ホンダFusion+EdiLine ヘッドライトLED化

コメント(太字部分)提供/K様


Edixon EdiLineを10個使用したバイク前照灯です。

一目で既存の電球・HIDを用いたライトでは無い、と分かる形を追求したらこの形になりました。

EdiLine10個は銅板に取り付けられ、φ30のアクリル棒をレンズ代わりに配光しています。

EdiLineは最高で5Wの消費電力となるのでしっかり放熱する必要があります。
空冷にしても良かったのですが、可能な限りライト自体を細くしたかったので水冷方式にしました。
LEDが取り付けられている銅板の裏に放熱フィンを取り付け、冷却水を流して冷却しています。


バイク前方から


真正面上から



横上から


真正面から



冷却ヘッド

 この銅板の上にLEDが取り付けられます。
 銅板下のアルミ角材は中を抜いてあり、この中を冷却水が流れます。

LED取り付け銅板

 銅板にLEDを取り付け点灯試験をしてるところです。
 LED面の反対は銅薄板で作った放熱フィンです。

点灯試験

 6畳程度の部屋なら普通の明かりとして使えそうです。

冷却試験

 冷却系は、リザーブタンク、ポンプ、ライト本体、ラジエターで構成されてます。
 ポンプ、ラジエターは水冷PC用の物です。ラジエターはアクリルパイプより製作。
 ラジエターへの送風無しでは水温が40度くらいまで上がりましたが、
 少しでも風が流れれば気温+5度程度で落ち着きます。 

アクリル棒レンズ

 アクリル棒で作ったレンズです。
 LED側に溝を付けて配光を調整してあります。

点灯時

 レンズにより集光パターンの外では眩しくないようになりました。

ライト取り付け

 使用するバイクはホンダFusionです。
 一応、元のランプを残す事にしたので冷却系の部品の置き場が無い…
 リザーブタンクの場所がだいぶアクロバティックです。

ポンプ、ラジエター取り付け 

 取り付け場所に困り、それぞれサイドミラーの根元に付ける事に。
 まぁ、なんとかなってます。

配光パターン

 調整して水平に光が出るようにしました。
 
コントローラー

 明るさ、点灯モードなどの操作や、
 LED、冷却水、外気の温度を表示するコントローラーです。


明るさの制御はPWMによる電流制御で行なっています。
元のヘッドライトと同じ程度の明るさにするには、30W程度十分なようです。
少しオーバードライブして70WくらいにするとHID並みの明るさです。

せっかく作って暗かったら嫌なので10個使いましたが、
正直6個位で十分な明るさが取れそうです。

まぁ、一応ライトとして使えるものがLEDで作れたので満足です!



これは・・・!! 度肝を抜くLEDヘッドライトですね!!
この構造は正直、考えもしませんでした・・・。

アクリル棒を配光用に使用するところもオリジナルですが、
それもかすむほど、すべてがオリジナルですね!!

実験室のような作業場も、すべてがすばらしい、としか言いようがありません。
この技術力に裏打ちされたオリジナリティ、ぜひ学びたいと思います。

掲載が遅くなってしまいましたが、すばらしい画像、ありがとうございました!!


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