カルディナGT-FOUR ポン付けウィンカー LED化part7

画像/コメント提供・HM様


リアウインカーランプ用52灯T−20バルブ
第5回の投稿で課題の残ったリアウインカーバルブを改良しましたので、久々に投稿します。
前回の教訓から、カルディナのリアウインカーについては
リフレクター反射を重視する必要性が低いことがわかったので、
今回はFLUX LEDの採用を見送り、
直接光重視のSANDER SDL-5M3PTY 4発直列×3並列
及び5発直列×8並列の52発を使用して製作しました。


ただし、ポン付けバルブの場合、砲弾型LEDを積層しての組み立てが非常に難しく、
以前製作したバルブは見た目が不細工で配光特性、強度もいまひとつでした。
そこで今回、頂部の構造は従来と変わらないものの、
それ以外の部分は従来の組立方法(8発1組で円形に組み立てたLEDを軸方向に積層する方法)を変更し、
2本直列にした酸化金属皮膜抵抗を芯柱にして、
階段状に5発直列で連結したLEDを8ユニット使用して、
LEDの足を支柱にして抵抗を円周上に取り囲み、
組立精度・配光特性・強度及び放熱性を両立した新しい方法を採用しました。



なお、ウインカーはあまり長時間の点灯はないことから、
抵抗値は頂部の4発直列×3並列については130Ω1/2W抵抗×3本並列、5発直列×8並列については
5.1Ω2W抵抗×2本直列(82Ω1/2W抵抗×8並列相当)+整流ダイオードで制御しています。
被視認性及び明るさについては写真のとおり条件の一番厳しい晴天状況で撮影しましたが、
配光特性が改善されたことから、
狙いどおり以前から使用している48発仕様(SANDER SDL-5M3PTY 4発直列×9並列の36発
及びLUMILEDS SuperFluxLED 4発直列×3並列の12発)バルブよりも改善されておりましたので、
採用することとしました。





当然、夜については眩しいですし、
バルブの点灯試験時に直視するのは目に非常に悪い状況です。



また、5発直列を採用したことにより、抵抗の発熱によるエネルギーロスが小さくできたため、
省電力化もできました。
一般的に赤に比べてアンバーは暗いため、ポン付けウインカーは非常に難しいですが、
今回は概ね納得いくものができました。既に半年使用していますが問題なく稼働中です。


ここまでLEDを集積できるのはユーザー様の特権ですね〜
既製品ではここまでのものはコスト的にもあいませんし、
大量生産できる構造でもありませんから・・・

毎回凄い集積を見せていただき、ありがとうございます!


ありがとうございました!!

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