BMW M6
エンジェル・リングのLED化


画像・コメント(太字部分)提供・K様

昨年来、BMW M6のエンジェル・リングのLED化に取り組んできました。
随分時間と手間をかけましたが、ソウルセミコンダクターのZ-Power P4seriesを使用して、
ようやく満足できる、とっても明るいエンジェル・リングが完成しましたので、装着写真をお送りします。



作成に当たっては、しまりす堂さんのHPでBMWのエンジェル・リングが紹介されている方や
独自のHPでBMWに関わる自作作品を多数発表されている方のすばらしい作品を参考にさせていただきました。
このような方々が、ノウハウを公開して下さるので、大変助かります。

最初に、Luxeonの3W・LEDとペルチェ素子・コリメーターレンズの組み合わせで作成しました。
電流の制御には、しまりす堂さんの700mA可変定電流回路を使用しました。
しかし、M6のポジションランプ回路に過電流を防止する仕組みが組み込まれているため、
ペルチェ素子を使用するとクルマ側で回路への電流供給を遮断してしまいます。
ヒューズではなく、制御装置があるようです。エンジンをかけなおすと、一旦は直ります。
これを回避するため、ペルチェ素子の回路に抵抗を入れて電流を制御せざるを得ず、
冷却に必要な電流を十分ペルチェ素子に供給できているかどうか、不安なままでした。
また、工作精度不良のためか、出来上がりの明るさにはあまり満足できませんでした。

そんな中、しまりす堂さんからLuxeon K2が発売されました。その明るさ・耐熱性能に魅せられ、改良を試みました。
K2は1500mAまで対応できるとのこと。そこで700mA可変定電流回路に加えて
800mA可変定電流回路を並列接続することで、LEDが耐えられる最大電流を供給しました。
さらにK2を片側に3個使用して光ファイバーでM6のエンジェル・リング受光部に光を集中する、とっても大胆な構想でしたが、
私の工作能力不足と光ファイバー構想がもともと無理な考え方であったため、あえなく挫折しました。

いつまでたっても私のM6は、エンジェル・リングが光らない惨めな状態に放置されていましたが、Z-Powerが発売され、
今度は、これを使って作成することにしました。
前述のように、700mAと800mAの可変定電流回路を並列接続し、電流は1000mAにセット、
ヒートシンクを兼ねて熱容量が大きく、熱伝導性も高い銅の棒を接続してペルチェ素子で冷却しました。
ペルチェ素子にはヒートシンクを取り付けて放熱させます。コリメーターレンズは使用せずに、
エンジェル・リングの受光部の直前にLEDを配置する設計です。しかし、また問題が・・・。

この設計では、例のポジションランプ回路の過電流防止装置が作動し、電流が遮断されます。
私の観察では、ペルチェ素子と合わせて1500mAを超えたあたりでダメになるようです。
そこで、折角のペルチェ素子をあきらめることにしました。
今は気温が低いのでペルチェ素子で冷却しなくても問題はないようです。
ご覧のように、あまり上手には写真が撮れていませんが、とっても明るく、上品な感じになりました。
メーカー製のエンジェル・リングと比べる機会がないので何とも言えませんが、
おそらくは明るさでかなり差をつけているのではないかと想像します。


今後も、改良を加えていきたいと考えていますので、しまりす堂さんのご指導、よろしくお願いいたします。





もちろん車ももとから魅力的なのですが、
LEDがさらに引き立ててますね!!
もちろんそれを実現するためにものすごい努力をされているわけですが、
その結果がこのような形になって、本当に素晴らしいと思います。

また、このように貴重な情報を提供していただいたことにも感謝いたします。


ちなみに現在のZ-Powerはこの画像のように、
非常にすっきりとした色合いです。
車の雰囲気にマッチしていて、見ていて気持ちいいですね(*゚∀゚)=3

ありがとうございました<(_ _)>

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